動物が自分の優位性を示す行為をマウンティングと言いますが、犬の場合、上下関係の誇示を意味しています。
犬の方が飼い主よりも偉いと思っている状態がマウンティングになるのですが、この状態を飼い主が放置していると、犬は人間を見下してしまうのでよくありません。

マウンティングしていると、飼い主の言うことを全く聞かなくなり、他人や他犬を噛むなどの問題行動に発展する可能性があるので、やめさせてきちんとしつけることが大事です。

支配したい欲求の現れ

犬のマウンティング行為は異常なものではなく、喜びや興奮の中で起きる行動で、発情期のメス犬に対しての性的な行動も含まれます。

犬が飼い主に対してする場合は、自分の方が強いことをアピールしていて、それは飼い主を支配したい気持ちの現れです。

ぬいぐるみに対する犬のマウンティングも同様で、何かを支配したい気持ちが芽生え始めている状態を指しています。

マウンティングは、相手よりも自分の方が上であることを示す動物が持つ本能のような行為なので異常ではないのですが、人に対してする場合は見逃すことはできません。

なぜなら、犬は飼い主を信頼し、指示に従うことができてはじめて良好な関係を築くことができるからです。

犬が飼い主にマウンティング行動をとってしまうと、信頼関係が壊れてしまうので、やめさせる必要があります。

習性だからと諦めるのではなく、けじめをつけながら服従させ、人に対して従順な犬に育てていきましょう。

無視することでやめさせる

マウンティングは、自分の方が上だとアピールする行為ですが、犬の場合、遊びでの興奮や性的本能からも現れます。

やめさせる場合、叱ると余計に飼い主にかまってもらえると勘違いするので、徹底的に無視するのが一番です。

犬にマウンティングされた時は、ダメと一言強く一喝し、しばらく離れるようにして無視し続けます。

すぐにその場から離れるようにし、そんなことをしても飼い主は喜ばないことを示せば、無視されるのに耐えられなくなって行動を改めるはずです。

家族の協力も有効!

無視する場合、1人ではなく、家族全員で協力してするとより効果的で、みんなで無視すればマウンティングしても無駄だと判断するようになるでしょう。

もちろん、この方法は、飼い主にマウンティングしたら無視されることを学習させる目的でするだけなので、時間が経ったら普通に接することを忘れてはいけません。

時間はそれなりにかかりますが、無視するだけなのでやり方は簡単で、気長に続ければ功を奏しますよ。

ショックを与える

マウンティングを止めさせるしつけには色々な方法がありますが、比較的簡単なのが物理的にショックを与える方法です。
犬がマウンティングする場合、飼い主よりも自分の方が偉いと思っているので、人間を見下して噛んだり飛びかかってくることがよくあります。

威嚇する問題行動をよく起こしてくるのですが、そうした時に有効なのがリードを使った体を引き離す方法で、マウンティングをしそうになったら一気にリードを引くのです。

強くリードを引っ張ると、犬の体に大きなショックが伝わるので、びっくりして行動をストップします。

その際、特に叱り声を出す必要はなく、リードだけのショックで十分に効果はあり、マウンティングすると嫌なことが起きるよう予見させていくとやめるようになります。

この方法を実践する時は、繰り返し何度も行うと良いので、わざとマウンティングする状況を作り出すとよいでしょう。

飼い主が犬にマウンティング

ぬいぐるみや他の犬にマウンティングしている時は特に叱る必要はないのですが、飼い主にマウンティングしてきた時は上下関係を厳しくしつける必要があります。

放置すると犬は飼い主より上だと認識するので、腕や足にしがみついてきたら、すぐに離れることです。

犬と仲良く暮らしていくには、上下関係を築くのが基本で、必ず飼い主が格上であることを認識させないといけません。

飼い主が上だと認識させる方法

上下関係をしつける際に効果的なのは、飼い主が犬にマウンティングする方法で、遊んでいる時に上からかぶさるようにし、腰を押さえると効果的です。

この行動をとると、人の方が犬よりも上だと容易に犬に伝えることができるので、是非試してみましょう。

犬は縦社会の生き物なので、安心して暮らしていくには上下関係をはっきりさせる必要があります。

安心して犬が従える飼い主になるためには、上下関係をきちんと築き、服従訓練をしっかりしながら誰がリーダーなのかをわからせることが重要です。

マウンティングをする場合に覚えておきたいポイント

マウンティングする行動は、動物の支配欲求からくる優位性を示す行為で、上下関係を誇示するために犬の方が飼い主よりも偉いと思わせたい気持ちの表れです。

犬にマウンティングされた時は、無視してすぐにその場から離れると効果的で、相手にされないことで犬は諦めの心境になります。

リードでショックを与えたり、飼い主が逆に犬にマウンティングする方法もオススメで、上下関係を厳しくしつけることが可能です。